事業DDあるいは事業性評価そしてビジネスモデルの評価は今とても重要視されています。担保や保証人への依存からの脱却という訳ですが、100年近く続いている制度は、それはそれで合理的な側面があったりします。
しかし、今回はそこには触れず、事業DDや経営改善計画等の課題の設定について述べたいと思います。
さて、いろんなコンサルタントがいて、いろんな手法を身に着けているのですが、どうしても癖が出てしまうものです。このような癖によるリスクを排除して、現実をきちんと捉え、問題提起をするのにはどうしたら良いか。
これまであまり話をしおりませんでしたが、少し私のノウハウを公開します。
ご存じの通り、経済学には3面等価の法則という原則があります。
これを私は課題抽出に応用しております。より、具体的には
①社長が会社について話す事(代表者面談)
②決算書や調査データが示す事実(計数実態)
③現場に現れている様子(現場調査)
この3つは、必ず等価であり、本来矛盾なく存在するものです。
ところが殆どのケースにおいて、どうもしっくりいかない処が出てくる。
何かおかしい。矛盾してるのでは?
実の処、そこに問題の本質が隠れているものなのです。
そこを深堀してゆく。
既に年齢が想像できなくなっている、名探偵コナンだって同じやり方ですよ。
良く見て下さいね。
別に大した発見という訳ではないのですが、体系として私はこれをより詳細にまとめてます。これを意識しないと、どうしてもコンサルタントの得意な分析方法(①②③のどれか)に偏ってしまう懸念がある訳です。
3つを同じ重さで見て、そして相互に矛盾する、あるいはそこまでいかなくても、どうもしっくりいかない処、そこを深堀してゆくのです。
真実は1つ。名探偵は皆こう言っています。
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